東京から行ける離島【八丈島】

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東京から290km程南に位置する八丈島は人口およそ7千人強の小さな島で、島の周囲は59km程なので車であれば1時間半ほどで1周できちゃいます!
そんな東京が誇る南国リゾート八丈島の魅力を詳しく見ていきましょう。

【アクセス】

まずは八丈島へのアクセスを見てみましょう。伊豆諸島の中で唯一羽田空港からの飛行機が就航していることもあり、客船と飛行機の2種類でアクセスが可能です。お値段を抑え海を満喫しながらいくなら旅客船、少しお値段が高くても早く着いてできるだけ長く滞在したいなら飛行機といった様にニーズに合わせて選ぶことが可能です。

・旅客船

東京/竹芝港→八丈島/底土港OR八重根港
船の場合は1日1便「橘丸」という船で夜の22時半に出発をして、所々寄港をしながら10時間半をかけて、朝の9時ごろに八丈島に到着します。

八丈島/底土港OR八重根港→東京/竹芝港
こちらも1日1便のみとなっており、朝の9時過ぎに八丈島を出発し夜に竹芝港に到着します。丸一日船の中ですが、朝の八丈ブルーを眺めながら出港し、竹芝港に到着する際には東京の夜景を楽しめる船旅になります。


・飛行機

東京/羽田空港→八丈島/八丈島空港
飛行機の場合は飛行時間おおよそ50分とかなり移動時間を短縮することができます。ANAの166人乗りジェット機が1日3便就航しており、トップシーズンは満席近くなることもあるものの、収容人数には余裕がありそうです。

〔時刻表〕
07時30分発–08時25分着
12時10分発–13時05分着
15時55分発–16時50分着

八丈島/八丈島空港→東京/羽田空港
こちらも1日3便就航しており、最終便は17時30分発があるので朝早く着いて日帰りで観光もじゅうぶんに楽しめるかと思います。

〔時刻表〕
09時05分発–10時00分着
13時40分着–14時35分着
17時30分着–18時30分着

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【宿泊】

東京が誇る南国リゾートなだけあり、八丈島滞在の際には宿を選ぶ楽しさもあります!主に大賀郷エリアと三根エリアにホテルやペンション・コンドミニアムなどがが点在しております。
いくつかおすすめのお宿をピックアップしていきますので、ロケーションや立地など、様々なニーズに合わせてぴったりな宿を探してみてくださいね。
・リードパークリゾート八丈島
〒100-1511 東京都八丈島八丈三根5392
TEL:04-9962-7701

 

 



国立公園内の高台にあるホテルです。オーシャンビューのお部屋を狙えば絶景が見えること間違いなしです。島の旬な食材を使ったお夕食はもちろん、朝食には八丈ジャージーを使ったフレンチトーストが絶品です。
大浴場や海を見渡せる展望露天風呂を完備しており、建物自体は新しいものではないものの、丁寧にお掃除がされており清潔感と高級感を感じられる高級ホテルです。

・リードパークリゾート八丈島
〒100-1511東京都八丈島八丈町三根5392番地
TEL:04-9962-7701

 

 


底度港がある三根エリアにあるホテルです。

リゾート気分を味わうのであればこのホテル!客室はシンプルで高級感のある内装で、全室シモンズのベッドが導入されていますので、旅の疲れを最高級ベッドで癒すことができます。客室の仕様も一人旅からファミリー向けまで幅広く選ぶことができます。

また、夏季には野外プールが開設されたり、晴れた日の夜には屋上で満点の星空を天体ガイドさんによる星空観察会が開催されていたりと、ホテル内で楽しめることもたくさんあります。
また、館内にはおしゃれなカフェやオリジナルジェラートが楽しめるジェラテリアが併設していますので、是非試してみてください。

・リゾート・シーピロス
〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根1304-3
TEL:04-9962ー5757

 

 


こちらも三根エリア、底度港より車で7分ほどのところに位置するバリ島を思わせるアジアンテイストなリゾートホテルです。
ホテルの目の前には海水客で大変賑わう底度海水浴場があるので、気軽に海あそびができるのも魅力のひとつです。
また夏季にはガーデンバーベキューが可能です。
客室はバリ島から直輸入したインテリアで統一されており、ツインリームからコンドミニアムタイプまであり、ランドリーは無料で使用できますので長期滞在にもピタッりです。

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【観光】


・ヘゴの遊歩道
天然記念物であるヘゴシダ群生に囲まれた遊歩道を散歩しながら島の固有種の動植物を見たり、そのうっそうとした森の中では太古の地球を感じることができるこのツアーはここでしかできない体験のひとつです。
事前に島の認定ガイドさんの予約が必要ですので忘れずに予約をしていきましょう。
また、この遊歩道は私有地となっているため所在地は非公開です。このツアーに参加した人のみが知ることのできる特別な場所なのです。
所要時間は90〜120分程で、ハイキングができる服装や飲み物を持参して行くと良いでしょう。

・みはらしの湯
〒100-1622 東京都八丈島八丈町末吉581–1
TEL 04-9968-1933

 

 


観光客のほとんどが足を運ぶと言っても過言ではない場所が、この末吉温泉「みはらし湯」です。その名の通り露天風呂からは太平洋が一望でき解放感を味わえます。また夜には満点の星空を眺めながら湯に浸かることができます。
塩分を多く含む八丈の温泉は芯から温まりリラックスできます。
温泉で温まった後は、湯冷ましの休憩所を是非覗いてみてください。
こちらも見晴らしがよく、太平洋を一望しながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。

【宇喜多秀家公】
歴史好きの方がいれば、八丈島といえばこの方が出てくるのではないでしょうか。
八丈島には宇喜多秀家の墓がありこれは東京都の指定文化財となっています。
また、宇喜多秀家公と豪姫の夫婦像も建設されるほど、八丈島と宇喜多秀家公は深い繋がりがありまます。どんな縁があるのか少しみてみましょう。

・宇喜多秀家とは
安土桃山時代の大名で織田信長や豊臣秀吉とも深いつながりのある人物で、秀吉の養女豪姫を正室にしています。
関ヶ原の戦いの後、敗れた宇喜多秀家は流罪となり慶長11年(1606年)公式では初めての八丈島へ送られる人物となりました。その後50年もの長い間八丈島に身を置き、一度は刑が解かれ大名復帰を打診されるも、それを断りその一生は明暦元年(1655年)八丈島で幕を引くこととなりました。

・宇喜多秀家公と豪姫の像
幼少期より秀吉に愛されて育ったとされる2人は結婚後2人の男児をもうけました。
2人の息子は共に八丈島へ流刑となりましたが、正室の豪姫は同行が許されませんでした。離れて暮らす2人ですが豪姫の実家が1年に1度秀家に仕送りをし、生活を支えていたと言われています。
流刑後は一度も会うことが叶わないまま、豪姫は寛永11年(1634年)に逝去してしまいます。
そんな2人を想い、1997年に宇喜多秀家により築城された岡山城の築城400年を記念して、この夫婦像が八丈島に建設されました。2人は岡山城の方向を向き仲睦まじく佇んでいます。

歴史を交え、宇喜多秀家をやその家族を想い、観光をするのもとても感慨深いですね。もっと詳しく知りたい方は、たくさんの情報があるので是非調べてみてください。

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【名産やお土産】


最後に、八丈島の名産やお土産を少し紹介してみましょう。八丈島を満喫した後は是非特産物やお土産を買って八丈島の思い出をお家に持って帰ってください!

・八丈焼酎
1953年ペリー来航と同じ年、鹿児島の商人だった短宗正右衛門(たんそう しょうえもん)は琉球(現在の沖縄)との密貿易の罪で八丈島に流刑となりました。
島に育つ芋を見て、鹿児島の実家から蒸留機を取り寄せ、芋焼酎の作り方を島民に教えたのが八丈焼酎の始まりです。
その後、農家が芋の栽培量を減らした事で原材料である芋の確保が難しくなった時期があり、島の蔵元たちは麦焼酎を導入、そして現在の麦と芋のブレンド焼酎が出来上がり、八丈島では芋焼酎・麦焼酎・ブレンド焼酎の3種類の焼酎をもつ独特の文化が生まれました。
水源に恵まれた八丈島で作られたオリジナルブレンドの八丈焼酎を是非試してみてください!

・黄八丈(きはちじょう)
八丈島で自生または栽培された草木を原料にした染料を使って染めた絹織物です。黄・樺・黒の3色を主体に伝統のある染色技術で染められたものは孫の代まで色褪せないと言われるほど上質なものです。
またその織は丁寧に手作業で織られており、丈夫で柔らかな手触りが特徴です。
島の雑貨屋さんやお土産屋さんには小物入れやストラップ、アクセサリーまで黄八丈をコンセプトに作られているものが並んでいますのでお気に入りの一品を探してみてください。

・ブド
八丈島で採れた海藻を煮ごこりにした郷土料理です。磯の香りと一緒に様々な具材を入れて楽しむこのブドは島で楽しむべき一品です!

・明日葉
島寿司やくさや、明日葉はやはり伊豆諸島には欠かせない名産です。そんな中、明日葉は天ぷらあおひたし、麺類に練り込んだりソフトクリームにしたりと、様々なものに変身して私たちを楽しませてくれます。
滋養強壮にも良いと言われている明日葉、宇喜多秀家公の長生きの秘訣はこの明日葉にあったのかもしれません!
独特の風味がクセになるかもしれませんので、是非お気に入りのアレンジで食べてみてください。

以上、今回は東京との誇る南国リゾートをご紹介いたしました。
東京からのアクセスも良く、宿泊だけでなく日帰りでも訪れやすい八丈島で、是非ひとときのリゾート気分を味わってみてください。

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