東京から行ける離島【青ヶ島】

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東京から行ける離島シリーズ、今回は伊豆諸島のひとつで、有人島では最南端に位置する青ヶ島を紹介していきます。

青ヶ島は米国の環境保護NGO が発表した、

日本で唯一「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」に選出された離島ですが、ネットで【青ヶ島】と検索すると【やばい】と続くことがあります。

 

何がそんなにやばいのか気になりますよね。

ズバリそれは船の寄港率ではないかと考えられます。

 

日本屈指の秘境とも言われる青ヶ島は、その島の周囲を崖で囲まれており、中心にはカヌレのような火山が鎮座しています。

また、二重のカルデラが露出したとても珍しい地形を持っています。
カルデラとは火山がその活動によって形成した巨大な凹地のことを言います。

また、その壁をカルデラ壁、その底をカルデラ底と呼んだりします。


そんな厳しい地形をもつ青ヶ島の寄港率は年平均50~60%にとどまります。

実に2.3回に1回は欠航しているということになります。

もしかしたら帰ってこれなくなるかもしれない!!そんな不安からやばいというワードが出てきたのかもしれせん。


しかし、やばいはネガティブな意味合いだけではありません。

ほとんど観光客向けに開発されておらず、島全体が自然をそのまま残しているということもあり、昼夜問わずその絶景はまさにやばいの単語がピッタリなのかもしれません。


そんな青ヶ島の詳しい情報を見ていきましょう。

 

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【アクセス】
大前提として、青ヶ島へは八丈島経由でしかアクセスできませんので、今回は八丈島からのアクセスを紹介していきます。

・ヘリコプター
東京愛らんどシャトルで八丈島–青ヶ島間を約20分で結びます。
1日1便で定員9名となっているため、出発の1ヶ月前より予約はできますがすぐに埋まってしまうため、前広に予約をしましょう。

八丈島 0955発
青ヶ島 1015着

青ヶ島 1020発
八丈島 1040着


・船
八丈島–青ヶ島間は伊豆諸島開発の連絡船〔くろしお丸〕が結びます。

先述の通り着岸率が50〜60%ということもあり、当日の朝7時に運行の可否が決定します。

事前予約の必要はなく、時期により多少異なりますが運賃は片道3,000円ほどです。

当日の運行状況や時間の確認は下記から必ずご確認ください。
TEL:04996-9-0033

 



八丈島0930発
青ヶ島1230着

青ヶ島1250発 1330発
八丈島1550着 1630着

 

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【宿泊】


アクセス方法の次は宿泊施設をみてみましょう。

ほとんど観光客向けに開発されていない青ヶ島ですが、宿泊施設は民宿が7軒とキャンプ場があるだけで、いわゆるリゾートやビジネス用のホテルは存在しません。
野宿や車中泊は禁止となっているため、宿泊施設の予約がないと乗船拒否をされてしまう可能性が高いのでですが、コロナの影響で受け入れをストップしているところもあるため、こちらも前広に予約をした方が良いでしょう。
2軒の居酒屋を除いてカフェやレストランがないため、基本的には1泊3食付きのお宿がほとんどです。

 

また、港やヘリの離発着場の送迎をしてくれるお宿がほとんどなので、予約の際にはこちらも確認してみてください。

それではどんな民宿があるのか少しみてみましょう。

★民宿マツミ荘
TEL:04996-9-0162
以前に村長を務めたことのあるオーナーが1人で切り盛りしているかなりアットホームな民宿です。

定員13名で5部屋のうち人気は海の見えるお部屋の2部屋です。
オーナーの濃いキャラがとても良いとの口コミが多く、村の歴史や生活など、気になることはオーナーが全て答えてくれるので、マツミ荘に宿泊したときはぜひたくさんお話をしてみてくださいね。

★民宿杉の沢
TEL:04996-9-0137
村の居酒屋「おじゃれ杉の沢」が運営しているこちらのお宿は、全8室定員20名のロッジ風の小洒落た民宿です。

お掃除が行き渡り清潔感のあるお部屋はとても過ごしやすいです。

お食事は隣接の居酒屋おじゃれ杉の沢でいただける様で、予約をすれば島寿司も食べられるとのこと。

★民宿かいゆう丸
TEL:04996-9-0093
こちらのお宿も清潔感あふれる内装が人気の秘訣。

そして島の民宿では珍しいトイレが男女別なのもおすすめのポイントです。

洋室6部屋がありますが人気のため予約がすぐに埋まってしまうようです。

オーナーは島生まれ島育ちで島に詳しく、島料理を得意とされているので、島を満喫するのにぴったりですね。

★あおがしま屋
TEL:04996-9-0185
地鶏の飼育をしており、産みたての卵料理を堪能できるところがおすすめポイントのこちらのお宿。

お料理にもこだわっており、可能な限り保存料や化学調味料を使用せずに作られたお食事からはオーナーのこだわりとホスピタリティーを感じられるのではないでしょうか。

★キャンプ場
村が運営しているキャンプ場はコロナのまん延防止の観点から、現在は受け入れを停止しております。
 

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【観光】
アクセス方法やお宿をみてきたので、いよいよ青ヶ島の観光スポットを紹介していきたいと思います。
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★大凸部
大凸部遊歩道を登った先にある大凸部公園は島で最も標高の高い場所となっており、そこからは二重のカルデラをぐるっと360度見ることができます。
またカルデラの向こうには大海原を望むことができるため、この絶景はなかなか見ることができないので、ぜひ堪能してください。
遊歩道は山道になっているため、夏場でもサンダルではなく運動靴など歩きやすい靴で登ることをおすすめします。

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★ひんぎゃ
島の方言であるひんぎゃは「蒸気孔」を指しており、火山島である青ケ島にはいくつものひんぎゃが存在しています。
このひんぎゃを利用した地熱釜が池之沢地区にあります。この地熱を利用した釜にお野菜やお肉などを入れると熱々ホカホカの蒸し料理を味わうことができます。
島のスーパーで食材を買うのもよし、またお宿によっては調味済みの食材をクーラーボックスに入れてくれるところもあるようですので、ぜひ確認してみて下さい。
地熱を利用し、アウトドア気分を味わうことのできるひんぎゃをぜひ体験してみてください。 ※蒸気孔は熱くなっているので火傷にはじゅうぶん注意してください。

・‥…━━☆・‥…━━☆☆☆
★ふれあいサウナ
こちらもサウナも地熱を利用した、火山島ならではの施設となっています。
普通のサウナとは違い、息苦しさを感じることはあまりありません。
地熱を利用しているので足元からジワジワと熱を感じ、発汗作用は格別です。 お風呂やシャワー、休憩所もありますので、小銭(お釣りの用意がない場合があります)と水分を用意してぜひ足を運んでみてください!

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★三宝港
普通の港のように海に隣接している港とは違い、陸にある港でその見た目はまるで要塞の様です。
常に波が高いため巨大なテトラポットが見応え抜群。運がよければ漁船がクレーンに釣られて出港・帰港する様子を見ることもできます。
島の周りは波がさらに高いため、釣りもここでしかできないそう。
もちろんここでも波が高いことには間違いなく、波にさらわれる可能性もあるために、不用意に波の近くに行くのはやめましょう。

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【特産・お土産】
青ヶ島を思いっきり楽しんだあとは、特産品やお土産を見ていきましょう。


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★あおちゅう
青ヶ島の特産品といえばこのあおちゅうです!!伝統の製法を守り、10名の杜氏(お酒造りの職人)が芋と焦がした麦をそれぞれ独自に工夫をして作られた焼酎です。同じあおちゅうでもその味には個性があり、またその年により少しづつ違っていることから、一期一会の焼酎と言っても過言ではありません。ぜひ、旅の思い出にいかがでしょうか。


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★島だれ
島の各家庭で作られた島だれは、島とうがらし・島みそ・お醤油・ニンニクを各家庭で独自に調合したピリ辛の味噌だれになります。こちらも各家庭で少しづつ味が違うので、お気に入りのひとつをぜひ探してみてください。


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★ひんぎゃの塩
こちらの塩は島に点在するひんぎゃを利用し、長時間じっくりと熱を加えて作っています。塩気の中にまろやかな甘みを感じられる一品です。


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★鬼辛
もいだばかりの新鮮な島唐辛子をすりつぶし、3年ほど熟成させた青ヶ島の辛味です。鬼辛は2種類あり、赤唐辛子を使ったHOTな鬼辛と青唐辛子を使った爽やかな鬼辛です。その名の通り、とっても辛いので、辛いもの好きな方にとってもおすすめです。そのままでももちろん、マヨネーズやケチャップに混ぜて使用しても美味しいです!


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★鶏鍋
朝絞めの地鶏を、骨ガラまで余すことなく使ったこちらのお鍋は、島寿司と並ぶ島のご馳走のひとつです。島でよく採れる明日葉と一緒に甘辛く煮込んだお鍋は食欲をそそる一品です。


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今回は青ヶ島の紹介をしてきましたがいかがでしょうか。

他の離島とも少し雰囲気の異なる青ヶ島は人生に一度は訪れてみたい離島です。

八丈島を訪れる予定を立てた際には、青ヶ島にも足を運んでみてください。

予測検索ワードの素敵な“やばい”をぜひご自身の身をもって体験していただけたら嬉しいです。

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