東京都
2022.12.12
東京から行ける離島、今回は伊豆半島にあって静岡県最東端、本島から1番近い島、初島を紹介いたします。
周囲4kmと小さめの島ですが、四季折々に変化する自然を感じたり、歴史散策、枯れない泉や初木姫の伝説など魅力満載な島を、週末の小旅行に訪れてみてはいかがでしょうか。
【アクセス】
東京からまず目指すは熱海駅、こだまなら約50分、ひかりなら約40分と熱海は都心から非常にアクセスの良い場所です。
そこからバスで10分程で熱海港に行くことができます。
熱海港からは定期高速ジェット船で約30分で初島港へ行くことができます。ジェット船は2種類あり、トロピカル気分を味わえるイルドバカンス3世号と内装が木目調でラグジュアリー感を味わえるイルドバカンスプレミアム号があります。
どちらもオープンデッキがあるので、船から海の生き物や水平線を望むことができ、天気の良い日は富士山を眺めることもできます。更に11月から3月にかけてはシベリアからかもめが移動してきますので餌やりをするのも非日常体験になりますね!
また、イルドバカンスプレミアム号は夕方の時間から貸切で使用することも可能ですので、船の上から夕日を独り占めすることもできます。
★料金/往復
大人¥2,640 子供¥1,320
チケットは熱海港でご購入ください。現金のみなのでご注意ください!
また、PICA初島の各施設を利用する場合、お得なセットチケットもあるのでぜひチェックしてみてください。
定期船案内
【初島観光】
ジェット船で初島に着いたら、360°海の囲まれた自然と島の空気を楽しむために、おすすめの観光スポットをいくつか紹介していきましょう!
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★PICA初島
全国10カ所にあるPICAの宿泊施設のひとつ、PICA初島は・泊まる・食べる・遊ぶが同じ敷地で完結できるとっても便利で魅力的な複合型施設です。
宿泊は2つのエリア、3種類の部屋から成り、全ての部屋に専用のウッドデッキやハンモックが設置してあり、内装もきれいで過ごしやすいお部屋があります。
食事はTerrace Restaurant ENAKで!熱帯植物が生い茂るお庭で、獲れたて食材を使って楽しむBBQはいつもより美味しく感じること間違いないでしょう!また、BBQ以外にもイートインやテイクアウトにも対応したアジアン料理やデザートやドリンクの提供もありますので、シーンに合わせて利用しましょう。
最後に日帰り利用もできるPICA自慢の5つの施設をご紹介!
1つ目はアジアンガーデンR-Asia 、レストランENAKが入っています。数百種類の植物が四季折々の表情を見せてくれるこのガーデンでは、ハンモックでゆっくりしたり、海を眺めながら利用できるブランコがあったりと、自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。
2つ目はアドベンチャーアイランドVOTAN です。オリジナルのアスレチックが10種類準備されており、3歳から大人まで利用することができますので、親子で楽しめる施設です。
3つ目は初島アドベンチャーSARUTOBI です。専用のハーネスをつけて、生い茂る木々の中に建てられたアスレチックコースを攻略していく施設です。こちらは5歳から利用可能ですので、計21のコースからご自身に合ったコースを攻略してみてください!
4つ目はトレジャーアイランドに眠る幻の宝を探せ!宝探しアドベンチャー です。アジアンガーデンR-Asia内に眠るお宝を、地図とスマホを片手に謎解きをしながら探索するアクティビティとなっており年齢制限もないため、小さなお子様やカップル、ファミリーみんなで楽しむことができます。
最後の5つ目は夏季限定でオープンするプールです!初島は岩場が多く海水浴にあまり適さない環境が多くありますが、せっかく海に囲まれた大自然の中、海を肌で感じられないなんてもったいない!そんな時はこちらのプールです。海水を利用して作られているプールですので、森と海を同時に感じられるロケーションで遊ぶことができます。またテントサウナも併設されるので、大自然の中で整うちゃうことができる一石三鳥と言っても良い施設となっています!
【初島宿泊施設】
初島には大きく分けて3つの宿泊方法がありますので詳しくご紹介していきましょう。
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★PICA初島
先ほど紹介したPICA初島です。離島でグランピングやBBQなど、特別な思い出に残る宿泊施設です!
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★民宿
新鮮な海鮮を堪能できる食堂街と隣接してアットホームなおもてなしが心温まる民宿があります。お食事はもちろん新鮮な海鮮を、予算を決めればそれに応じて作ってもらうことも可能です!
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★グランドエクシブ初島クラブ
こちらは会員制のリゾートホテルになります。会員制ということもあり、ラグジュアリーで洗練された空間を味わえるのが魅力のひとつです。ホテル内に様々なジャンルのレストランやバーがあり、個室もあるので特別なご旅行にぴったりです。
アクティビティも豊富でスキューバーダイビングをはじめ、パターゴルフやテニス、セグウェイも楽しむことができます。
特別な滞在にぜひご検討ください!
【初島グルメ】
海に囲まれた初島ではやはり海鮮が抜群に美味しいです!港周辺には、現地の漁師さんが営む食堂街があり、そこで食べる旬の海鮮は鮮度が抜群です。
食堂街には15店のお店があり、その日の朝に獲れたお魚を食べることができます。地産地消を掲げ、その日食べる分のみ獲ることでSDGsにも貢献しています。各店の自慢の一品をぜひ堪能してください!
【初島の歴史と伝説】
初島にはいくつかの伝説が伝えられています。今回はその中でも相反する結末の二つの伝説を噛み砕いてご紹介いたします。
★初木姫(はつきひめ)伝説
人皇第五代考昭亭が世を収めていた頃、初木姫は船で日向から東国順憮へ向かう途中遭難してしまい、この初島に辿り着きました。初木姫は対岸に人がいると信じて毎日磯辺で火をたき、気づいてもらおうと頑張っていました。そんな矢先、伊豆山の伊豆山彦という男神がそれに気づき応えてくれました。初木姫は早速筏を作り伊豆山に行き伊豆山彦と対面します。2人が出会った場所は伊豆山で有名なある逢初橋にあたります。こうして2人のロマンスが始まり、その後初木姫はまた伊豆山にのぼり、そこで出会った日精と月精という2人の子供を見つけ、乳母として2人を元気に育て上げました。この2人は夫婦となり、長い年月をかけて子孫はとても繁栄していきます。この子孫たちは伊豆山権現の先祖といわれています。
★お初伝説
昔々、初島には六軒の家しか建っておらずとても寂しく静かな島だった頃、伊豆山のお祭りで年若く美しい少女お初は右近という青年に出会い恋に落ちてしまいます。そこで右近はお初に、百夜通えば結婚すると約束します。お初はタライに乗り目印の松明を掲げ、海の上を三里通い続けました。ところが九十九日目の夜、お初に恋をした別の男に目印の松明を消されてしまったお初は、暗い海の上を一晩中彷徨い、そのまま波にのまれ亡くなってしまいます。悲しみに暮れる右近は諸国を巡礼しお初の弔いをし、火を消した男は七日七晩苦しみ遂には絶命したのです。
二つの異なるストーリーはいかがだったでしょうか。島内には初木姫を祭る初木神社があり、島で1番大きいイベントもこの神社で行なわれているほど島民の信仰の中心となっています。御朱印も押してもらえるのでぜひ足を運んでみてください。
【初島土産】
最後は初島のお土産です。
初島の特産物といえば、海で採れる天草です。これを原料に作られるところてんはヘルシーかつ栄養満点でお土産にピッタリです。また、乾燥させた天草も販売されているため、ご自宅で思い出を思い出しながら自家製のところてんを作ることも可能です。
もうひとつの初島の特産は岩のりです。
岩のりはお味噌汁や卵焼きに入れたり、もちろんそのまま食べても、磯の風味が口に広がりとっても美味しいです!ただ美味しいだけではく、免疫力UPや美容にも良い効果があるので、お子様から大人まで広い世代へのお土産に重宝すること間違いないでしょう!
島を満喫した後は、思い出をぜひ持って帰ってくださいね!
以上、今回は伊豆半島に浮かぶ初島をご紹介いたしましたが、魅力は伝わりましたでしょうか。アクセスの良さから気軽に1泊〜でも十分楽しめるので、思い立ったらぜひ訪れてみてください。
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