東京都
2019.09.17
朝晩に涼しさを感じる日が増えてきましたね。
日中Tシャツにジーパン、サンダルスタイルで残暑もしっかり満喫しているわたしも、夜は掛け布団に包まるのが心地よくなってきました。
そうなるとそろそろ気になるのが秋の味覚ですよねー♡
食欲の秋!
おいしいものがたくさん増えてワクワクする季節ですね!!
せっかく海に囲まれている島国ですので、美味しい海産物が食べたいですよね!
これからの季節に特に旬を迎える海の味覚と、それをおいしくいただくおすすめ調理法を紹介します!
【さんま】
旬の時期:9月、10月
秋といえばの大大代名詞!秋刀魚!
秋にとれて見た目が刀に似ている魚、ということで名付けられたさんま。
もう、名前に秋って入っちゃってますからね!笑
回遊魚であるさんまは夏頃までオホーツク海で過ごし、秋頃になると日本近海に南下してきます。
秋のさんまは脂が乗り、血液サラサラ効果のあるDHAや脳の動きを活発にさせるEPAなどの栄養素がバランスよく豊富に含まれています。
旬の時期が過ぎると脂も栄養素も落ちるので、まさに今が食べ頃!!
しかーし!連日ニュースでも取り上げられているように今年は記録的な不漁、、。
漁獲量は例年のなんと7分の1!
市場の取引価格も昨年の倍以上となっています。
地球温暖化による気候の変化や、近隣国の漁獲量が増加している等々、理由は様々。
おいしいさんまを心置きなく堪能出来るよう、少しでも不漁が解消されることを祈るばかりです。
《おすすめの食べ方》
さんまの塩焼き
炭火でじっくりと焼いた塩焼きはもう絶品!
大根おろしにすだちを絞って、、、
はぁ〜、もうたまりませんね♡
さんまに含まれるDHAやEPAは空気に触れると酸化して劣化してしまいますが、大根おろしや柑橘系に含まれるビタミンCの抗酸化作用が酸化を防いでくれるんです。
おいしいだけじゃなく、実は栄養面でも嬉しい組み合わせなんですね。
【鮭・いくら】
旬の時期:9月・10月・11月
こちらも代表的な秋の味覚である鮭!
スーパーの鮮魚コーナーに行くと秋鮭が所狭しと並べられていますよね。
鮭は川で生まれた後海に渡り、2〜7年程度海を回遊した後、産卵のために生まれた川に戻ります。
産卵の時期がちょうど秋頃で、身も大きく脂も乗っているため旬の時期を迎えます。
雄は白子、雌は筋子(卵)を持っているのが特徴ですね。
ちなみに鮭って白身魚なのをご存知ですか?
生まれて海に渡る前の稚魚の身はまさに白身なんです。
海で、エサである海老や蟹などを食べることによって、身が赤くなるというわけなんですねー。
そんな鮭には、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが多く含まれています。アスタキサンチンは特にアンチエイジング、美肌、シワ・シミの予防など、女性に嬉しい効果が期待できます。
また、その嬉しい効果は美肌面だけじゃなく、脂肪燃焼を促すダイエット促進効果も!!
おいしいだけじゃなく女性の強い味方ですね!
《おすすめの食べ方》
秋鮭のムニエル
日本で秋鮭というのは、川に遡上する鮭(白鮭)を指します。
塩焼きに人気の紅鮭は主にロシアやアラスカ産で、お刺身にしてとてもおいしいアトランティックサーモンはノルウェー産。
銀鮭やトラウトサーモンは主にチリ産なんです。
日本で獲れるのは白鮭だけ。
秋に獲れる白鮭で、秋鮭なんだそう。
そんな秋鮭は脂が少なく、やや淡白ですが、その分ムニエルに使うバターや、フライなどの油との相性が抜群なんです!
【カツオ】
旬の時期:9月、10月
1年で2回旬があるカツオ。
5月〜6月の春頃に旬と迎えるのは「初ガツオ」。
脂が少なくあっさりしており、もっちりとした食感が特徴です。
そしてこれから旬を迎えるものは「戻りカツオ」。
夏の時期、餌が豊富な東北水域まで北上し栄養を蓄えて戻ってくることからそう呼ばれています。
脂がのり身も大きく、濃厚で柔らかな口当たりが特徴。
カツオに良質なタンパク質が豊富に含まれており、高タンパク低カロリーの食材!
血液サラサラ効果のあるDHAや脳の動きを活発にしてくれるEPA、貧血予防になるヘム鉄が多く含まれています。
初ガツオに比べて戻りカツオの方が脂肪分は多いが、他の栄養素は特に変わりません。
《おすすめの食べ方》
戻りカツオの藁焼き
カツオといえばタタキ!
節に捌いたあと表面を炙り、たっぷりの薬味と一緒に食べるのがおいしいですよねー♡
表面を炙ることで生臭さが消え、硬いカツオの皮も香ばしく柔らかになります。
「タタキ」とは、塩などを手等で叩き込み、焼いたことから由来しています。
塩や醤油が貴重で高価だった時代、いかに少ない調味料で味を染み込ませるかを試行錯誤していた時に生まれたのだそう。
先人知恵に感謝ですねー♡
炙ったことで旨味が増すタタキですが、藁を燃やし燻しながら焼く「藁焼き」は絶品!
藁には油が含まれており燃やすと火力が強くなります。
強い火力で炙ることで、表面はしっかり火が通り、藁の香りがほんのりカツオに移るのでさらにおいしくなるんですね!
タタキと言えばぽん酢で食べるのが一般的ですが、カツオの本場高知では塩で食べる「塩タタキ」が通!
ぜひ試してみたいですねー!
【さば】
旬の時期:10月、11月
一年中、定番食材として食卓に並ぶさば!
日本でよく食べられているさばですが、「マサバ」と「ゴマサバ」の二種類がメイン。
さばは通年でスーパーに並んでいますよね。
ゴマサバは夏に旬を迎えますが、旬以外の季節でも脂乗りはあまり変わらず、一年を通して安定しておいしく食べることができます。
ゴマサバはその名前の通り、体にゴマの様な黒い斑点が見られ、身が柔らかいのが特徴です。
それに比べましてマサバ!
これからが旬なのはこのマサバです!
というのもマサバは、秋〜冬場に産卵の時期を迎えます。
産卵前はマサバはゴマサバ以上に脂が乗り、肉付きも良い!
引き締まった身質が特徴です。
昔からナスと同様に「秋サバは嫁に食わせるな」と言われるほどのおいしさなんです。
さばは、血液サラサラ効果のあるDHAや脳の動きを活発にしてくれるEPAなどの不飽和脂肪酸はもちろん、ビタミン群も豊富!
特にビタミンB12が多く、悪性貧血の予防や肩こりの解消に効果があると言われています。
《おすすめの食べ方》
しめ鯖
身が引き締まりしっかりしているマサバは酢で〆ても崩れずおいしく食べられます。
さばは「塩焼き」や「味噌煮」など定番料理がありますよね。
でもこれらの料理はゴマサバでもおいしいので、一年中安定していただくことができます。
でもしめ鯖は身が柔らかく水分量が多いゴマサバより、身が引き締まっているマサバの方がより美味しく食べられるんです!
なので、これから旬の秋さばを堪能するにはしめ鯖がオススメなんです。
また〆る際に使用するお酢には、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らして、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
さばに含まれるDHAとの相乗効果でより血液サラサラになりますよ!
しめ鯖は家庭でも簡単に作ることができます。
家庭で作れば自分の好きな〆加減で作れるので嬉しいですよね。
でもさばに食べるとき、気になるのがアニサキスですよね。
鯖にはアニサキスという寄生虫がいる場合があります。
このアニサキスを間違って食べてしまうと、嘔吐や蕁麻疹、湿疹などの症状が出てしまいます。
怖いですよね、、。
でもアニサキスは熱を通したり、−20度で48時間、冷凍することで予防することができます。
なので、好きな加減で〆たら一度冷凍すると安心しておいしく食べられます!
【うなぎ】
旬の時期:10月、11月
「土用丑の日」に食べられることが夏のイメージが強いうなぎ。
ですが、天然うなぎの旬はこれからなんです!
5月頃から収穫が始まるうなぎですが、川の温度が下がり始めると冬の冬眠に備えて栄養を蓄えて脂が乗ります。
おいしい天然うなぎを食べるならこれからの時期がおすすめですよー★
そもそも夏場にうなぎを食べる風習が生まれたのは江戸時代、医者や発明家として知られる平賀源内と鰻屋との宣伝戦略でした。
夏は夏バテで食欲もなくなるため、売上げが落ちると悩んでいた鰻屋がマルチに活躍していた平賀源内に相談したのがきっかけ。
「本日土用の丑の日」と書いた貼り紙を出して宣伝すれば良いとのアドバイスを実施したところ大当りし、今は夏の風物詩となっています。
今は養殖も盛んに行われ、夏でもおいしいうなぎが食べられて嬉しい時代になりました。
でも、やっぱり"天然"うなぎと聞くとなぜか心惹かれしまうんですよねー♡
そんな天然うなぎを1番おいしい季節にいただいちゃいましょう♪
うなぎはスタミナ食材としても人気ですが実はビタミン群も豊富!
がん予防にも効果があるビタミンAや、細胞の老化をおさえ免疫機能の免疫低下を防ぐビタミンEなどもたくさん!
高血圧なども防いでくれ、なおかつ低カロリー!
おいしくて嬉しい健康食材です!
《おすすめの食べ方》
うな重
うなぎを食べると言ったら、もうこれです!うな重です!!
蒲焼きの香ばしい香りが食欲をそそり、一口食べれば至福の瞬間♡
甘いタレとうなぎの脂の旨味が口いっぱいに広がり、あつあつのご飯との相性も抜群!
一口食べたら、もう止まらないご馳走ですよね!
想像しただけでヨダレが出てきますね〜♡
うな重のお供である山椒。
山椒の香りでうなぎの美味しさを引き立ててくれるのはもちろん、うなぎの臭みを消したり脂っこさを軽減してくれる作用があります。
理に適った食べ合わせですね!
近年はうなぎの稚魚の不漁により価格が高騰していますが、特別な日のご馳走として食べたいですね!
日本は四季折々、旬の食材をいただける数少ない国です。
これからの季節、秋はおいしいものがたくさん出てくるステキなシーズン!
旬の一番美味しいものをいただいて季節を感じながら、おいしく食事を楽しんでくださいね!
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